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あっという間に桜の季節も過ぎ・・。4月半ばとなりました。
先月から開催されているマイクロキャンバストルコ・シリア支援展に私も作品2点を制作して参加させて頂いています。
展覧会はインスタグラム上で開催・購入できます。
こちら「マイクロキャンバス トルコ・シリア支援展」を参照してください。
マイクロキャンバスは以前から何度か制作させて頂いています。モデルは我が家の黒猫「くろやん(くろちゃん)」です。



様々な表情を見せてくれる我が家の黒猫。マイクロキャンバスという小さな作品でしか出来ない表現をと思い制作しました。
小さな作品で描くテーマ、大きい作品で描くテーマ全く違う訳ではありませんが、それぞれでしか出来ない表現がありますし、それぞれをやりながら気付かされる表現の可能性もあり楽しんで制作させて頂きました。
インスタグラム上ですがご高覧頂けましたら幸いです。

手の大きさから作品の大きさを感じて頂けたらと思います。
参加させて頂いたマイクロキャンバスでウクライナ支援展は6月12日(日)終了致しました。
この展示に参加したことで、私にとって初めて昨年新たに引き取った黒猫「くろやん」を作品にできたり、また自分が作品制作をしていることで関われることがあることを改めて教えて頂いた機会になりました。

今回のInstagram展を主催運営されていたマイクロキャンバスプロジェクト代表の志方さん、作品をご購入頂いた方、Instagramを見て頂き私の作品に感想をお伝え頂いた方々、websiteを通して気にかけてくださった方々本当にありがとうございました。作品は引き続きInstagramで見れるそうです。どうぞよろしくお願いいたします。
マイクロキャンバスでウクライナ支援展https://www.instagram.com/kobemicrocanvasproject/
本日より来週から始まります「枕草子にみる悠久の轍 安冨洋貴 山名しおり二人展」の先行展示をして頂いています。
大丸京都店6階アートサロンESPACE KYOTOのすぐ横にありますショーケースにて各1点ずつ展示されています。
お近くにお越しの際にご覧頂けましたら幸いです。
またART百花繚乱 大丸・松坂屋アートブログ(大丸京都店アートインフォメーション)でも紹介して頂いております。以下リンク先からご覧いただけます。
ART百花繚乱 大丸・松坂屋アートブログ(大丸京都店アートインフォメーション)


少し私の作品の説明をさせて頂きます。今回の展示では作品に「枕草子」の一文を添えて展示するスタイルを予定しています。
それぞれが自分の作品から、また枕草子の一文からイメージを重ね合わせる形での展示スタイルを試みます。
この先行展示展示作品タイトルは「うつろい」です。
対応している枕草子の一文としては
【49段 猫は】
猫は、上の限り黒くて、腹いと白き。
(現代語訳)猫は、背中の全体が黒くて、お腹が白いのが良い
から着想を得ています。清少納言は猫は背中全体が黒くてお腹は白いのが良いわ!と言っていますね。それに対して私は成程、彼女は今でいうなら白黒のはちわれ猫ちゃんでしょうか?そういう感じが好きだったのかなぁ・・・と思い巡らしました。それも可愛いけれど私はお腹も黒い、黒猫が好きだなと思い、黒猫にしています。
というか・・・生後1か月くらいに保護した猫と3年前から暮らしており、彼がモデルなのです。私がリアルに感じている身近な猫。清少納言が語ってくれている猫。言葉と作品両方から様々に解釈してくださるような作品展に出来ればと思っております。猫好きの方であれば、それぞれお好きなイメージがあるのではないのでしょうか?(ちなみに以前飼っていた猫は7年ほど前に天寿を全うして亡くなりましたが茶トラでした。彼も可愛かったです。)
そしてバックに描いている「ほおづき」についても
【219段大きにてよきもの】
家。餌袋(えぶくろ)。法師。くだもの。牛。松の木。硯の墨。男の目の細きは、女びたり。また、金椀(かなまり)のやうならむも恐ろし。火桶。酸漿(ほおづき)。山吹の花。桜の花びら。
とあり、清少納言が「ほおづき」は大きい方が良いと語ってくれている文章を思い出し、確かに大きい方が良いなぁと思いました。
夏の前頃ほおづきの葉をスケッチし夏の終わりに大きなほおづきを見つけ、それを黒猫の背景に沿えました。
10月13日から始まります展覧会につきまして、来週から先行して私の作品が一点展示されます。
2021年10月13日(水)~19日(火) 10時~20時 (最終日は17時閉場)
京都大丸 6階 アートサロンESPACE KYOTO (京都市下京区立売西町79)
電話番号 075-211-8111京都大丸店
以下の作品を展示予定です。
額装は黒猫に合わせた黒でまとめております。
お近くにお立ち寄りの際にご高覧頂けますと幸いです。

工程を紹介していました、黒猫の扇子が仕立てあがりました。扇子になると、モチーフとした黒猫の雰囲気が変わりました。骨を黒にしたので引き締まった感じに仕上がりました。全体の画像は会期が始まりましたら展示風景とともに、こちらで紹介したいと思います。


黒猫の視線の裏側に蝶を配置しています。今回の展覧会はウェブでもお楽しみ頂けるように工夫していきたいと思っています。作品のご要望は本サイトコンタクトよりご連絡くださいませ。
7月14日から始まります、「日本画家による扇子展」。このご時世ですので、実際足を運んで頂くのも難しいと思います。お出かけできなくても展覧会や作品を少しでも親しみ楽しんでいただけるよう、制作工程の一部をご紹介させていただこうと思いました。
作家により様々な制作方法、工程がありますので、皆それぞれだとは思うのですが、私の場合はこのような手順で制作に取り組みました。まず、モチーフをスケッチしたり、構想を練り構図を考えます。その上で扇子の型を参考に(折り、断ち切りが書かれているもの)位置を考え、書き込んだりしていきます。

次にトレース紙を上において、主となる線を拾っていきます。これを扇面の紙に写していきます。

トレースした線を骨書き(墨で線を描くこと)していきます。

下塗から始めていきます。バックの色は下絵の時から決めていたので、全体に色を置いていきます。少し専門的な話にはなりますが、通常の日本画で使用する膠より濃い濃度で使います。扇面として仕立てて頂く工程があるので、定着力や使う絵具の粒子(岩絵具よりも水干絵具を中心に使いました)にも気を配り制作を進めます。


完成です。仕立ては 宮脇賣扇庵 様にお願いしました。扇子の骨も選ばせて頂くことができ、黒猫に合わせて黒色を選びました。

この後、いよいよ折の作業を経て扇子が仕立て上がります。さて、どんな風になるか?またご紹介させて頂きます。(本作品はギャラリーウェブサイト及びDMに掲載して頂いている作品です)

