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「ココロに響くアートをお届けします」10月6日昨日、10月7日の今日は会場のビルの定休日の関係でお休みでしたが、明日より日曜日まで開廊されます。

私自身にとっては初めての神戸でのグループ展。神戸のお客様に多くご覧頂いておりますが、コロナウィルスの感染状況等踏まえ、普段京都でご覧頂いている方々にもウェブで楽しんでいただけるように本展示のウェブサイトをオープンさせて頂いております。

私がライティング、管理等を担当させて頂いており、会期中を通し更新しておりますので是非ご覧ください。

「ココロに響くアートをお届けします」特設ウェブサイト

会場より。左側にインスタレーション作品(いのとみか さんの作品)と机に絵画や版画。右側にあるのが私の作品です。窓の外の緑とともに楽しんでいただける会場となっています
趣あるビルの入り口です
DM作品をマイクロキャンバスチャレンジプロジェクトの素材で制作した作品
DM作品を曾祖父から受け継いだ箪笥の上に置いて(自宅にて)

展覧会の会場でのみ味わえる雰囲気と、作品を置く場所に寄って見え方が変わる様子。この度初めて神戸で展示させて頂き、学ぶことが多くあります。作品は場所によっても見え方が変わる。その様子を私のウェブサイト等を通じて少しでもお伝えできれば幸いです。

「ココロに響くアートを届けます」の展覧会が本日より始まります。様々なジャンルの作家の作品を三宮の趣あるビルの会場でご覧いただける展示となっております。メイン会場は3階ですが、2階のstorage booksさんの書棚にも作品を展示して頂いております。是非ご高覧ください。

storage booksさん厳選の書籍とともに
本好きには堪らない、素敵な書店です
私の展示壁面です。

私自身は風景、道はテーマとするところでしたが、この度、雨模様の景色に挑戦しました。新しいアスファルトに鏡のように映る空がとても美しく、作品にしたいと温めてきたものです。引き続き取り組みたいテーマをこの度の展覧会でチャレンジさせて頂きました。マイクロキャンバスにも描いておりますので、作品素材や大きさによる表現の変化も合わせてお楽しみ頂けたらと工夫しております。どうぞよろしくお願いいたします。

10月3日から始まります「ココロに響くアートをお届けします」では各作家達が通常の作品とともにマイクロキャンバスを使った作品を出品します。様々なジャンルの作家達がそれぞれの画材で制作しますが、私は日本画の絵具・画材を活用しながら制作しました。そのマイクロキャンバスの大きさとともに、日本画の制作工程をご紹介します。

マイクロキャンバスは既にキャンバス地が貼ってあります。小さくとも釘打ちされた本格仕様です。そのまま使用することもできますが、より日本画の絵具が定着しやすいよう、そして和紙の風合いの上での表現という視点から私は和紙(細川紙・美濃紙等の通常よく使われる雲肌麻紙よりも薄めの紙を使用しました)を水貼りして描いていきました。

水貼りの工程

バックにあるマットは1センチ方眼紙です。和紙に平筆で水を湿らせてから張り込みます。次にあるのはマイクロキャンバスチャレンジプロジェクトとして木肌から切り出した木材にキャンバスを貼り込んだ素材を提供頂いたものに和紙を貼り込みました。

木肌そのままのマイクロキャンバスチャレンジプロジェクトとして提供して頂いた素材
裏はピンバッジ仕様です

次に下絵から線をひらって、写します。トレース紙を使ったり、小さいので下絵からカーボン紙を使ったり色々な方法を使います。比較にボールペンを置いてます。

下書きをトレース
大きい方のキャンバスの基底材はカマボコ板です。こちらもマイクロキャンバスチャレンジプロジェクトとして提供頂いた素材です。

通常の日本画制作工程のようにここから骨描きと言って線を墨で描いていきます。小さいので線も細く慎重な作業になります。更に胡粉などを塗り下地に色を重ねていきます。ほぼ面相筆の作業です。

下塗り
面相筆との比較 
こちらの作品は神戸三宮駅近くの高架下の風景をモチーフにしています。
マイクロキャンバスチャレンジプロジェクト素材のふくろうの作品完成直前です。

私自身も日本画制作は様々な工程を踏んで行います。モチーフによっては骨描きよりも下地から作成することもあります。扇子の時に描いたモチーフの一部をマイクロキャンバスで活かして作成しました。伝統的な日本画制作工程を大切にしつつも素材によって描き方や工程を変えていく様子を通して少しでも身近に感じていただければと思いました。完成作品はまた適宜ご紹介します。

山名しおりインスタグラムでマイクロキャンバスの作品はアップしております。ご覧頂けたら幸いです。

https://www.instagram.com/yamanashiori

今年初めて参加させて頂いた神戸マイクロキャンバス展無事終了しました。

沢山の方にご来場頂き、またメディアにも沢山取り上げて頂いたとのことでした。

私は初日に会場へ行きましたが、神戸の街に溶け込んでいて、これまで体験してきた展示とは、ひと味違いとても貴重な経験をさせて頂きました。

運営に関わられた方々、会場で販売してくださった方々、作品を手に取って頂いた方、本当に感謝の気持ちで一杯です。

メディア掲載など詳しくは神戸マイクロキャンバスプロジェクトを是非ごらんください。

作品展示風景(作品はSOLD UOT)
密を避けるため外から見れる向きに展示が工夫されていました

展覧会のお知らせです。「神戸マイクロキャンバスプロジェクト展示・販売会」に私も作品を1点出品させて頂くことになりました。

会期:2020年7月31日(金)~8月2日(日)

時間:11時から19時まで(初日のみ12時より)

場所:モダナークギャラリー(神戸市中央区北長狭通3-11-15)

詳細は是非公式ウェブサイトをご覧ください

神戸マイクロキャンバスプロジェクト

    

この展覧会はコロナの影響で当初の予定より延期され、今回の会期となりました。状況判断の厳しい中で、開催に向けてご尽力されてきた主催者の皆様の努力には本当に感謝しかありません。参加させて頂き光栄です。

(以下『』内の文章は 神戸 マイクロキャンバス プロジェクトウェブサイトより引用)↓

https://microcanvas.amebaownd.com/pages/3567396/profile

『神戸発のピンバッジ仕様の張りキャンバス(神戸マイクロキャンバス)で展開するアートプロジェクトです。

「アートをもっと身近に!」をコンセプトに、小さな張りキャンバスで気軽に作品づくりにチャレンジしたり、作品をファッションとして取り入れるなど、新しいアートの楽しみ方を多くの方々に体験してもらう試みです。

また、このプロジェクトを芸術、福祉、教育、医療、市民活動などの各分野で展開していくことで、アートを活かしたまちづくりにもつなげていきたいと考えています。』

ピンバッチ仕様のキャンバス。

1.5センチ×2.5センチ?くらいの本当に小さなキャンバス。

そのキャンバスは福祉関係のところで制作されたものということ。

不思議なご縁で、初めてこのプロジェクトを知り、そして上記のコンセプトを知ることとなり、私自身が兼ねてより関わりたいと思っていた分野に少しでも関われるのであればと意を決して出品させて頂きました。

小さなキャンバスへ描くこと、今までにない展示形式に緊張しましたが、新たな一歩を踏み出させて頂いたように思います。お近くにお立ち寄りの際、ご無理ない範囲でご高覧頂きました幸いです。

関西地域でのコロナの感染状況も心配が続きますが、私のウェブサイトを通して、また作品を通してお伝えすることで、神戸発の素敵な「マイクロキャンバスプロジェクト」を知って頂く機会になりましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

作品裏面はピンバッチ(大きさが伝わるでしょうか?)
作品表面(キャンバスに更に和紙を貼り日本画の絵具で描きました)

14日から始まる「日本画家による扇子展」の展示風景と作品を紹介します。

ギャラリー正面

私の作品は左寄り真ん中の赤い道の作品と隣の扇子です。沢山の作家の皆様と展示して頂きました。夏らしい展示になりました。外のウィンドウからも楽しんで頂けます。

私の作品は壁面に展示させて頂きました。ギャラリー中央にも台の上に扇子が置かれています。扇子や扇なので、絵画と一味違い、両面楽しめる作品になっています。そして、それぞれの作家が小作品と扇子・舞扇、両方を展示して見応えのある展覧会です。

「気配」(黒猫男扇子)SOLD OUT
「静」(風景と花 箱付き女扇子)SOLD OUT
「静」(風景と花 箱付き女扇子)SOLD OUT

特に、上記「静」の作品は両面をお楽しみ頂けるよう思い切った絵柄にしました。

「予感」(ふくろうと花 女扇子)SOLD OUT
「実」(団扇)SOLD OUT

できれば、是非会場で実物をご覧いただきたいところではありますが、時節柄ウェブでもお楽しみ頂けるよう工夫・適宜アップさせて頂こうと思います。作品のご要望がございましたら、本サイトINFO欄よりご連絡くださいませ。(2日以内に折り返しのご連絡を致します。)

少しでも展覧会の雰囲気、夏の風情が伝われば幸いです。どうぞよろしくお願い致します。

7月14日から始まります、「日本画家による扇子展」。このご時世ですので、実際足を運んで頂くのも難しいと思います。お出かけできなくても展覧会や作品を少しでも親しみ楽しんでいただけるよう、制作工程の一部をご紹介させていただこうと思いました。

作家により様々な制作方法、工程がありますので、皆それぞれだとは思うのですが、私の場合はこのような手順で制作に取り組みました。まず、モチーフをスケッチしたり、構想を練り構図を考えます。その上で扇子の型を参考に(折り、断ち切りが書かれているもの)位置を考え、書き込んだりしていきます。

下絵

次にトレース紙を上において、主となる線を拾っていきます。これを扇面の紙に写していきます。

トレース作業

トレースした線を骨書き(墨で線を描くこと)していきます。

扇子の紙に骨書き済みの状態

下塗から始めていきます。バックの色は下絵の時から決めていたので、全体に色を置いていきます。少し専門的な話にはなりますが、通常の日本画で使用する膠より濃い濃度で使います。扇面として仕立てて頂く工程があるので、定着力や使う絵具の粒子(岩絵具よりも水干絵具を中心に使いました)にも気を配り制作を進めます。

下塗り
作業途中

完成です。仕立ては 宮脇賣扇庵 様にお願いしました。扇子の骨も選ばせて頂くことができ、黒猫に合わせて黒色を選びました。

完成(平地で仕立てに出します)

この後、いよいよ折の作業を経て扇子が仕立て上がります。さて、どんな風になるか?またご紹介させて頂きます。(本作品はギャラリーウェブサイト及びDMに掲載して頂いている作品です)

2019年3月10日にハートピア京都にて開催予定の親子法教育講座のイラストを今年も担当させて頂きました。スライドに加え今年はチラシも担当させて頂きました。
また当日の様子はトピックスでお知らせできればと思います。

参照:京都司法書士会ホームページ

「京都日本画新展in二条城ー100人の画家・嵯峨野線を旅してー」に作品を一点出品させて頂いております。
お近くにお立ち寄りの際にご高覧頂けましたら幸いです。
 

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