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昨日を持ちまして、京都大丸 6階 アートサロンESPACE KYOTOでの展覧会「枕草子にみる悠久の轍 安冨洋貴・山名しおり二人展」会期終了しました。


新型コロナウィルスのワクチン接種が進み、少し感染拡大が収まりつつある状況ではありましたが、厳しいご時世の中、会場へ足をお運び頂いた方々ありがとうございました。

またSNSやウェブを通して気にかけてくださった方々、本当にありがとうございました。

私自身としては、1年半から2年ほどかけて、ずっと様々なことと並行しながら精一杯、取り組んできた作品を展示させて頂きました。

ご高覧頂きました皆様を始め、この度の展示を支えてくださった方々、アートサロンESPACE KYOTOのスタッフの皆様、そしてご一緒させて頂きました安冨さん、本当に感謝しております。

絵を描く作業は孤独な作業ではありますが、展覧会や作品を発表させて頂くということは決して一人ではできないことであること、支えてくださる方々、様々な出会いの中でできることだと改めてこの度の展示を通して実感しております。


皆様、ありがとうございました。


また、しっかりと自分の足元を見て日々頑張っていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

出品作品「風は嵐」 ★SOLD OUT

昨日より始まりました展覧会。展示風景を随時アップして参ります。

最初にDM作品の紹介です。それぞれ額装しておりますので、アクリルに映り込みがありますが、その点はご容赦くださいませ。

また、枕草子の一文との展示風景も掲載しますので、少しでも雰囲気が伝わればと思います。

まず安冨さんの作品です。

Nocturne

タイトルは「Nocturne」です。これに対する枕草子の一文としては以下を引用されています。

【26段(部分) 心ときめきするもの】
よき男の、車とどめて、案内し問はせたる。 頭洗ひ、化粧じて、香ばしうしみたる衣な
ど着たる。殊に見る人なき所にても、心のうちは、なほいとをかし。待つ人などある夜、
雨の音、風の吹きゆるがすも、ふと驚かる。   
高貴そうな男が、家の前に車を止めて、使いの者に何かを聞かせにやった時。 髪を洗って化粧をして
、しっかりと良い香りが焚き染められてついた着物を着た時。その時には別に見ている人がいなくても
、心の中ははずんだ気持ちになる。
恋人の訪れを待つ夜は、雨の音や、風が吹いて建物を揺らす音さえも、あの人が来たのだろうかと思い
、驚き嬉しくて、胸が騒ぐものだ。

[Nocturne]は美術では「夜景画」、音楽では「夜想曲」の意味で使われますね。

ご本人ではないので、あくまで私の感想ですが「心ときめきするもの」の一文に対応されていたことを考え、作品を拝見していると、どことなくリズムや音の響きを感じ私は「夜想曲」のイメージを持ちました。クラッシック音楽で有名なノクターンが色々ありますね。皆様はいかがでしょうか。

次は私のDM作品です。

想う日

タイトルは「想う日」です。以下対応文です。

【27段 過ぎにしかた恋しきもの】
過ぎにしかた恋しきもの
枯れたる葵(あおい)。雛遊びの調度。二藍(ふたあい)、葡萄染(えびぞめ)などのさいでの、押しへされて、草子(そうし)の中などにありける、見つけたる。また、をりからあはれなりし人の文、雨など降りつれづれなる日、さがし出でたる。去年(こぞ)のかはほり。    

過ぎさったころのことが恋しく思い出されるもの
祭りに使っていた枯れた葵。雛遊びの時に使った道具類。二藍や葡萄染めなどの切れ地が、押しつぶされて、本の中に挟まっているのを見つけた時。また、ふとした時に、かつて好きだと思っていた人の手紙を、雨などが降っていて手持ち無沙汰な日に、たまたま探し出した時。去年使っていた夏扇。

過ぎてしまったことを想うこと、それが日暮れ時に、ふとその一日のこと想う・・・そんなイメージと繋がり、この一文を選びました。私自身が枕草子の中で好きな一文でもあります。

実際は作品の前にこんな感じで展示しています。

色々な見方を楽しんで頂けたら幸いです。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

この度展覧会でご一緒させて頂く安冨洋貴さんは香川県出身の作家さんです。

京都造形芸術大学大学院修士課程(現 京都芸術大学)の同窓生という繋がり、様々なご縁がありましてこの度、京都大丸 6階 アートサロンESPACE KYOTOにて一緒に作品発表をさせて頂くという機会を頂きました。

安冨さんは香川では教室を開いておられますが、なかなか京都で安冨さんの教室を受講できる機会は少ないと思うので、是非ご紹介をと思いました。

NHK文化センター京都で一日講座が開催されます。

この展覧会に合わせて企画された教室であるとのこと。貴重な機会だと思いますので、是非以下安冨さんのブログに詳細を記載されておりますのでご覧ください。

安冨洋貴NHK文化センター京都1日講座(安冨洋貴さんブログ)

「写真のように描ける鉛筆画 ~ネコを描く~」
10月14日(木)    13:00~16:00 

「挑戦・基礎デッサン ~マグカップを描く~」
10月15日(金) 13:00~15:00 

会期中の2回開催されるそうです!

偶然なのですが、今回の展覧会のDMに採用した私の作品のモチーフとしての風景は、香川県の高瀬の風景から着想を得ています。母の故郷なのです。
とても穏やかな景色が今も忘れられません。その思いを元に身近な景色も合わせてスケッチしながら制作しました。様々なご縁が繋がり、今回の展覧会ができますこと、本当に感謝しています。また会期が始まりましたらウェブサイトでもご紹介していきますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

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