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日本画制作では、様々な過程がありますが、今回は水張り (みずばり)をご紹介します。
水張りとは、日本画以外にも水彩画など、水を溶媒とする絵を描くときに紙に歪みが生じにくいよう、一旦水に塗らした紙をパネルに張り付けるという手法のことを言います。日本画以外でも使われる工程ですので、合わせてご紹介したいと思います。
しかしながら、ここでは日本画で良く使われる和紙一般・麻紙(まし)をパネルに貼り付けることを前提にご紹介致します。
(胡粉の説明と同様に、工程についての文章表現は出来るだけ簡単な言葉を使うように心がけたいと思いますので、逆に専門の視点から見ると説明不足感もあるやもしれませんが、ご了承ください。本サイトWORKSHOPと同様にまずは画材などに触れて頂く感覚を大切にしたく思っております。)
まずパネルの大きさに合わせ紙を切り、裏から水を塗ります。

裏返して、紙をのばします。空気が入らないように気をつけます。

パネルの側面に糊を付けて貼っていきます。

手や乾いた刷毛で空気を抜きます。

端っこの処理も色々ありますが、私は厚みが出にくいよう折り込んで処理しています。

水張りする際はどうしても端っこに空気がたまって、乾いてからふくれることがあります。しっかり伸ばせているか見て作業します。

しっかり乾かして完成です。

他の水彩画でも利用できる手法ですので、参考になれば幸いです。
胡粉(ごふん)は白色顔料のひとつで、貝殻から作られる、炭酸カルシウムを主成分とする顔料を指します。
日本画以外にも日本人形などの制作でも用いられる絵具です。
地塗りとしても使用される絵具です(仕上がりの発色を上げるため)
最終的な仕上げにも勿論使われます。文章では伝わりにくいとは思いますが、私は「独特の白色」絵具で、なかなか他の水彩絵の具の中にはない風合いを得られる絵具だと感じています。当然のことながら作家さんにより使い方も様々です。
WORKSHOPページの課題「団扇」で少しでもその独特な風合いを体験して頂きたく教材として準備しております。
こちらでは簡単にではありますが、溶き方をご紹介します。(工程についての文章表現は出来るだけ簡単な言葉を使うように心がけたいと思いますので、逆に専門の視点から見ると説明不足感もあるやもしれませんが、ご了承ください。本サイトWORKSHOPと同様にまずは画材などに触れて頂く感覚を大切にしたく思っております。)
さて、胡粉(ごふん)は写真のような状態ですので、まず乳鉢で擦りつぶします。


細かく出来たら絵皿に戻します。以下のような感じです

次に膠を加え、団子にしていきます。WORKSHOP、Lesson3では、どこまでやるか?もありますが、取り合えず細かく擦り潰した状態の胡粉をお送りする予定です。


簡単に説明しますと、白玉団子を作る要領です。
団子にしたら絵皿にたたきつけ(ハンバーグの空気抜き作業のような感じ)、膠と胡粉がしっかり馴染むようにします。
しっかり団子になったら、絵皿に水を入れて指で押しつぶすようにしながら、丁寧に溶かしていきます。

きれいに溶かしきったら、地塗りなどの場合は刷毛で塗っていきます。実際に塗る際の濃度は牛乳よりも薄いくらいまで水、時には膠液で調整していきます。(これも一般的に地塗りなどの場合です。表現として使う時は様々です)


大まかではありますが、以上が胡粉を溶く工程のご紹介です。
白色なので画像では分かりにくいかもしれませんが乾くと何とも言えない独特の白色になります。また作品紹介なども含め本サイトでご紹介出来ればと思います。
何度か「日本画制作の工程は料理みたい」と表現していますが、胡粉を溶く工程も正にそんな感じです。制作工程などをご紹介することで独特の絵具に触れてみて頂くきっかけになれば幸いです。

